第10章 『ブラック・ホールは本当に存在しているのだろうか?』
第1節 〈アインシュタインの考えたブラック・ホールの理論〉
以前私は「ブラック・ホールなど存在しない!?」と、どこかの宇宙人が言っている。ということを、ラジオ放送を通して聞いたことがある。そこで、そのことについて考えてみることにする。
恒星を光り輝かせているエネルギー源は、核融合である。核融合とは、原子の中心にある原子核と原子核が高速で衝突し、そのいくつかの原子核が融合して、一つの原子核になる。その時その質量の一部がエネルギーに変換される現象である。
太陽くらいの質量の星だと、その星の寿命が終ると、星内部の圧力が下がり、その星の重力によって、地球くらいの大きさにまでつぶれてしまう。このような星は、1p3あたり1トンほどの高密度で、原子が小さく圧縮され、電子と電子が反発する力(電磁気力)によって、その星の重力を支えている。
このような星を“白色矮星(はくしょくわいせい)”と呼ばれている。しかし、太陽より10倍くらい重い星は、その星の寿命が終る時に、星内部の圧力が下がり、中心部が爆発的につぶれ、その反動で、星全体が大爆発を起こし、その星の質量のほとんどを周りに吹き飛ばしてしまう。これが“超新星爆発”である。
爆発的につぶれた中心部は、その星の重力で原子の構造まで破壊され、原子核の陽子と電子が融合して中性子となり、その中性子が無数に集まり、星全体が巨大な中性子の塊になってしまう。これが“中性子星”であり、太陽ほどの物質を直径10kmくらいまで圧縮された星で、1p3あたり数億トンの超高密度の星である。そして、その星の重力はすさまじい物であり、その重力を自然界で最も強い力である“核力”によって、ようやく支えている。
しかし、その核力にも限界があり、太陽の30倍より重い星が超新星爆発を起こし、それによってできた巨大な中性子の塊の質量が、太陽の3倍(3×〔2×1030 kg〕)を越えると、その中性子星の重力はさらに増し、自然界で最も強い力である“核力”をもってしても、その星の重力を支えることができなくなってしまう。
そのため、その重力によって限りなく小さくつぶれてしまう。これが“ブラック・ホール”であり、その重力は地球の1千億倍にも達する。そのブラック・ホールに近づき、一たんその重力によって捕らえられた物質は、そのすさまじい重力によって引きつけられ、吸い込まれてしまう。
そして、そのブラック・ホールに吸い込まれた物質は、その強力な重力のために、二度と外に出ることはできないばかりか、光でさえも外に出ることはできない。そのためブラック・ホールは、決して見ることのできない暗黒の天体であると考えられている。以上が“アインシュタイン”以来現在まで、宇宙には超重力を持った天体“白色矮星(はくしょくわいせい)”、“中性子星”、“ブラック・ホール”が存在するという理論である。ところが、この理論には一つだけ間違っているところがある。
第2節 〈4次元時空理論を取り入れたブラック・ホールの理論〉
それは、「周囲全体から強力な圧力をかけられると、その中に閉じ込められた物質はどこにも逃げ場がないために、原子がつぶされ、さらに原子核までつぶされてしまう。」という考え方である。この考え方では、この宇宙空間を「3次元空間」としてとらえている。
周り全体から強力な圧力をかけられているため、その中に閉じ込められた物質は、X,Y,Zの3次元の方向に逃げることはできないが、(図2)(1),(図2)(4) ■ ■ のように、4次元の方向は空いている。そして、そちらの方向からは圧力を受けていない。
従って、原子が破壊され、さらにその電子と原子核の中の陽子が融合するほどの強力な圧力を受けると、今まで(図15)(3) ■ のように、エーテルに従って連続的に周波数が変化していた原子は、(図15)(7) ■ のように、周波数がばらばらに変化し、4次元の方向に圧力が逃げ、はじき飛ばされてしまう。
従って、電子と陽子が融合して、一つの巨大な中性子の塊ができるような現象は決して起こり得ないはずである。そのため、たとえ超新星爆発が起きたとしても、この宇宙には、「白色矮星」、「中性子星」、「ブラック・ホール」などの超重力を持った天体は存在していない。
第3節 〈はじき飛ばされたパチンコ玉によるたとえ〉 関連図版:ヒント図
このことを一つ次元を下げて考えてみる。(図17)(1)、(図17)(2) ■ のように、いくつかのパチンコ玉をテーブルの上に置き、その周囲を薄いリングで囲み、その外側から圧力をかける。
これは、一つの星が超新星爆発を起こし、星の中心部の原子が爆発的につぶれる様子を表している。(図17)(1)、 ■ 、(図17)(2) ■ のように2次元の方向から圧力を受けたパチンコ玉は、(図17)(3) ■ のようにはじけて、上へ飛び上がる。つまり、2次元的に広げられたパチンコ玉が、3次元の方向にはじき飛ばされてしまうのである。
従って、圧力を受けたパチンコ玉はすき間が完全になくなり融合して、一つの鉄の塊(かたまり)になるようなことは決して起こりえないはずである。
同様に3次元の方向(周り全体)から圧力を受けた星中心部の原子は、4次元の方向にはじき飛ばされてしまう。そのため、強力な圧力によって原子がつぶされ、原子核と電子の間の空間が完全になくなり超高密度の中性子の塊(かたまり)ができるなどということは決してありえないことである。
この章の以下の(5節、7節、8節)はダイジェスト版につき、本ホームページでの掲載予定はありません。
第1節 〈タイム・マシンはすでに存在している〉
第2節 〈4次元・トンネル〉
第3節 〈タイム・トンネル〉
第4節 〈時間の流れと共に流れるタイム・トンネル〉
第5節 〈宇宙空間における次元を越えた通信〉
第6節 〈過去と未来を結ぶ次元を越えた通信〉
第7節 〈原子核と原子核を、4次元的に重ねる事はできるだろうか?〉
第8節 〈磁場で水面が二つに割れる〉関連図版:←ヒント図
〔注意:(図20)(1),(2),(3),(4)に関しては、平面図と立体図の2種類準備しています、どちらの図を見ていただいても結構です。〕
最近水槽に入れられた水が強力な縦磁場を発生させる磁石によって、水面が二つに割れる現象が発見されたが、それは、以下の原理によって起きる。と考えられる。
(図20)(1) ■ ■ エーテルの周波数を表している。(図20)(2),(3),(4) ■ ■ ■ は、水槽と、水槽の中に入った水と、その周波数を表している。(図20)(1),(2),(3),(4) ■ ■ ■ の全ての図は、4次元的に折りたたまれたエーテルと、その中に存在している物質を全て広げた状態で見ている。(図20)(2) ■ ■ は水槽に水が入っている状態と、その水の周波数がエーテルの周波数と一致している様子を表している。
そして、その水の中に強力な磁石を入れると、その強力磁場によって、水が(図20)(3) ■ ■ のような周波数になるように力を受ける。つまり、磁石の中央から左側の水の周波数が1110Hzだったところが1080Hzに、1090Hzだったところが1060Hzに、1070Hzだったところが1040Hzになるように力を受けるわけである。
そして、磁石の中央から右側の水の周波数が1120Hzだったところが1150Hzに、1140Hzだったところが1170Hzに、1160Hzだったところが1190Hzになるように力を受ける。すると、強力な磁場によって、周波数が変化するように力を受けた水は、(図7)(2) ■ のように、4次元的に重なり合ったエーテルの、それぞれの周波数のエーテルの中で物質化して行くのである。
それを私たちには全て広げた状態で見えてしまうため、水槽の中央から左にあった水は左側に移動したように見え、中央から右にあった水は右側に移動したように見える。その結果(図20)(4) ■ ■ のように、水面が真二つに割れたように見えるというわけである。
この章の以下の(1節、2節)はダイジェスト版につき、本ホームページでの掲載予定はありません。
第1節 〈いかなる超常現象も科学の法則に従って起きている〉
第2節 〈4次元時空理論・完成までのプロセス〉
このホームページで公開予定の文書はここまでです